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Writer's pictureHayato Shimabukuro

新天地

12月1日をもって云南大学、西南天文学研究所(SWIFAR)にAssistant professorとして異動致しました。云南大学は雲南省昆明に設立された大学で、街の中心部と街から離れた呈贡区にキャンパスがあり、私の所属するSWIFARは呈贡区キャンパスに設立されています。


昆明の様子ですが、北京と比べると人が少なく空気もきれいです。また、気候も年間を通して過ごしやすいものと聞いています。とはいえ、この時期は気温が0度近くなっており寒いです。また、呈贡区は現在、都市開発が進行しており、周囲を見渡すと建設途中のマンションが目立ちます。数年前まではゴーストタウンと言われるくらい閑散としていたらしいですが、今では人も増えたそうです。とはいえ、まだまだ何も無い状態で、スーパーマーケットや繁華街を探すのが困難です(地下鉄で数駅行けば賑わっているらしいですが)。


さて、私が昆明にやってきてまず経験したのは、発熱+胃痛でした。39度の発熱をしてしまい、異動初日から欠勤するという情けない話になりましたが、同僚やホテルの方の助けで何とか回復しました。出勤後は、諸々の手続きがあり、健康診断を受けにタクシーで一時間くらいの場所に行ったり、警察署に住民登録に行きました。北京で働いていたこともあり、銀行口座を開いたり、携帯電話を購入する必要が無かったので多少は楽でした。


家探しの方は、同僚の助けもあり、内見に行ったその日で家を契約することができました。呈贡区は開発中の街だからか、基本的に部屋が広く、ベッドルームが3つ4つあるのが当然で、また、高層マンションが多いです。しかし家賃は北京と比べると遥かに安いです。私の借りた部屋はベッドルームが3つで、リビング、キッチン、ダイニング付きの150平米の部屋ですが、それでも家賃は月2500元です。ちなみに大学から電気バイクで15分ほどの距離です(余談ですが、呈贡区はアップダウンが激しいため車か電気バイク必須です。私もすぐに3000元の電気バイクを購入しました)。昆明は家賃を月払いではなく、半年分あるいは1年分まとめて払うのが普通で、私も家賃1年分+デポジット、管理費など払いました。35000元ほどの出費となったので結構な痛手ですね。


異動してきて2週間ほど経ちましたが、やったことはこんな感じです。


次に研究所の様子ですが、2017年に設立されたため歴史は浅く、今まさに規模拡大中です。3年連続でファカルティーの公募も出ているので、興味のある人はSWIFARのHPでご確認ください。大半の学生は修士課程の学生ですが、意欲的な学生が多く、これからどういう成長をしていくのか楽しみです。ちなみに研究所の研究分野ですが、宇宙論や星間物質、高エネルギー天体などがメインで行われています。私は高赤方偏移の宇宙論を発展させるために採用されたので、頑張って研究所に貢献できればと思います。


さて、ポスドクからファカルティーになって変化したことは生活が朝型になったことです。9時くらいには出勤しないといけないため、自ずと早寝早起きになりました。また、食事はファカルティー達で行くため、他人とのコミュニケーションの機会が増えました。


これからは研究だけではなく、教育、研究所運営に貢献することが求められているため、気持ちを新たに頑張っていこうと思います。


今後もご指導ご鞭撻よろしくお願い致します。


島袋





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