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Writer's pictureHayato Shimabukuro

パリでの二年間


どうもこんばんは。こんにちは。

パリの夜も残すところあと3回、パリジャンでいられるのもあと3日となりました。今後は、心はパリジャンのチャイナブクロとなります。

ということで、この二年を少し振り返ってみます。

2016年3月に博士号を取得した後、4月に初のポスドク先であるパリにやってきました。赴任先がパリと決まった時の正直な感想は「無職回避!」くらいの気持ちでした。しかし、オランダに住んでいた時にオランダの色んな美術館に行って絵画鑑賞を楽しんでいたので、ルーブル美術館を始め、色々な美術館を擁するパリが徐々に楽しみになっていきました。

ある人がこう言っていました。

「Ph.D studentやポスドクで海外に出ても、海外が肌に合わず研究がうまくいかない場合もあるかもしれないが、海外生活を楽しむことができると、それは絶対に今後の人生の財産になる。」と。

自分はこの二年間、パリ生活を楽しむことができたのでしょうか?

芸術の都パリで、日本では出会う機会が無い様な音楽家の人々や人文系の研究者と出会うことができました。彼らの生の演奏や異分野の研究分野の話を聞くことで、自分の中の世界は確かに広がったと思います。

また、ルーブル美術館を始め、色々な美術館を巡ることもできました。ルーブルは広いため何度も行きましたし、行く度にモナ・リザさんに挨拶していました。自分の人生でモナ・リザをこう何度も見ることがあるとは思っていませんでした。レオナルド作品を全部鑑賞しようという密かな夢があるのですが、ルーブル美術館はその夢の一部を叶えてくれる素晴らしい場所でした。ちなみに、そんな私のお気に入りの美術館はオルセー美術館です。

食も堪能することができたと思います。基本は自炊ですが、それでも外食する日もあるので、鴨のコンフィやフォアグラ、エスカルゴなど有名なものから、豚の脳みそなどという珍味も食べました。そんな私のお気に入りのお店は一風堂。

ヨーロッパという立地を行かし、周辺の国々も行きました。ほとんど研究会ですが。。。この二年間で行った国は、イタリア、インド、ドイツ、スペイン、クロアチア、台湾です。特に、先日は初めてプライベート一人旅でバルセロナに行ってきましたが、長年観たかったサグラダファミリアを観たり、ずっと食べたかったカルソッツを食べることができて満足です。

研究の話は、、、まぁ、そんなに興味ある人いないと思うので割愛です。気になる人は「21cm、neural network」でググってみてください。ただ、こちらに来てから確実に人脈が増えて、論文の引用数は増えました。一番の驚きはまだ冷たいドブロブニクの海で、大人しそうなAnastasiaが毎日泳いでいたことです。

Q.自分はこの二年間、パリ生活を楽しむことができたのでしょうか?

楽しかった。


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