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Writer's pictureHayato Shimabukuro

フランスでの滞在許可証更新(完結編)


4月下旬に期限が切れる滞在許可証の更新の準備を始めたのが3月下旬(本来なら期限が切れる2ヶ月前から準備を始めるのを推奨されています)。

ネットを見ていると、学生ビザや配偶者ビザの更新についての体験談は数多く存在しているのに、研究者ビザとなると体験談は少ないです。

以前の記事にも書いたとおり、研究者ビザの更新は所属機関を通して書類を提出するので、オンラインで面会の予約を取ろうとしてもエラーが出て予約をとることができません。なので、まずは所属機関の担当部署に訪ねましょう。

滞在許可証更新に必要な書類等は以前の記事に説明を譲って、申請後の話を少々。

3月下旬に書類を提出して、4月の中旬くらいにprefectureが必要書類を受け取ったという配達通知が天文台の方に届きました。

5月下旬に仮滞在許可証(レセピセ)が届いたのでシテ島にあるパリ警察署まで取りに来いとのメールが天文台を通して送られてきました。念のためそのメールを印刷して、パスポートを持って警察署へ。特に問題なくレセピセを受け取ることができました。このときに携帯電話番号を聞かれます。これは何故かと言うと、正式な滞在許可証が届いたときの通知はSMSを通じて届くためであり、パリで使える携帯電話を準備しておいたほうが良いです(日本の携帯もSMSは受信できるんだっけ?)。

そして、6月下旬に滞在許可証を警察署に取りに来いとの連絡がSMSで届きました。受け取り時に必要なのは、パスポート、レセピセ、そしていちばん重要なのがTIMBREという印紙。研究者ビザの場合、269ユーロ分のTIMBREが必要で、これはパリの街中に点在しているTABACで購入することが可能です。ただし、お店によっては売り切れている場所もあるため注意が必要。私は3件くらいはしごしました。

パスポート、レセピセ、TIMBREを持って、パリ警察署に行くと滞在許可証自体はすぐにもらえます。ここでちょっと注意が必要で、レセピセを受け取ったりする場所と滞在許可証を受け取るセクションは違うということ。滞在許可証を受け取るのはレセピセを受け取ったり他の手続で訪れる1514号室ではなく、「1」で表示されている部局(正式名称は忘れた)。これは、レセピセを受け取った建物のすぐ隣のグラウンドフロアにあり、看板もあるのですぐに分かると思います。

色々面倒くさかったですが、とにもかくにもようやく、滞在許可証を更新することができました。

(追記)

私は、滞在許可証が切れている状態で研究会のため日本に一時帰国する必要がありました。最終的にはパリを出る直前ギリギリでレセピセが届いたので問題がなかったのですが、レセピセが届いていない状態でフランスを出る場合は、上述の書類を受け取ったという配達通知のコピーとコンベンションダキューイを持っていくと良いと思います。

まぁ、フランス再入国時に特に何も言われること無く入国できたのですが。


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